待望の下の子が生まれて幸せなはずなのに、上の子の激しい「赤ちゃん返り」に戸惑い、ついイライラして自己嫌悪……。そんな毎日を送っていませんか?
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」「ちょっと待ってて!」
そう言えば言うほど、上の子のぐずりは激しくなるものです。
今回は、心理学的な視点から、上の子の心を満たす「愛の再確認」の方法と、限界を迎える前にママの負担を軽くする具体的なアイデアをご紹介します。
1. 赤ちゃん返りは、上の子からの「命がけのSOS」
なぜ、あんなに聞き分けの良かった子が、急に「抱っこ!」「できない!」と泣き叫ぶようになるのでしょうか。
子供にとって、下の子の誕生は「大好きなママを奪いに来たライバルの出現」のようなもの。彼らにとっての赤ちゃん返りは、ワガママではなく「僕(私)のこともまだ愛してる?」という切実な確認作業なのです。
この「心のメカニズム」を知るだけで、少しだけ冷静に向き合えるようになります。
2. 心を満たす「魔法の心理的アプローチ」
上の子の心を満たすには、時間の「長さ」よりも「密度」が重要です。
① 「1日10分の1人占めタイム」
下の子をパパやバウンサーに預け、上の子とだけ向き合う時間を10分だけ作ってください。この時、スマホは見ず、100%上の子のやりたい遊びに付き合います。この「自分だけのママ」を実感する時間が、上の子の情緒を安定させます。
② 「上の子ファースト」をあえて見せる
赤ちゃんが泣いていても、命に関わらない状況であれば「ちょっと待ってね、今お兄ちゃんとパパ(お姉ちゃんと絵本)を読んでるからね」と、あえて上の子を優先していることを言葉にして聞かせます。 これが上の子の自尊心を劇的に回復させます。
3. 言い換えで変わる!上の子への「魔法の声かけ」
ついつい口に出てしまう「禁止」や「否定」を、少しだけ言い換えてみましょう。
| 場面 | 言ってしまいがちな言葉 | 魔法の言い換えフレーズ |
| 甘えてきた時 | 「もう大きいんだから自分でして!」 | 「甘えん坊モードなんだね。いいよ、やってあげる」 |
| 赤ちゃんに手が出そうな時 | 「ダメ!危ないでしょ!」 | 「優しくしたいんだよね。でも今は、トントンで教えてね」 |
| 待たせる時 | 「ちょっと待ってて!」 | 「〇〇が終わったら、次はあなたの番だよ。見ててね」 |
| 寝る前 | (無言で寝かしつけ) | 「あなたが世界で一番最初の子。大好きだよ」 |
4. ママの負担を「仕組み」で減らす3つの方法
上の子に寄り添うためには、ママ自身の心の余裕が必要です。限界を超える前に、以下の「手抜き」を導入しましょう。
- 「家事のハードル」を地面まで下げる食事は「mogumo(モグモ)」などの冷凍幼児食や宅配をフル活用。掃除はルンバやクイックルワイパーで十分。ママが笑顔でいることが、上の子にとって最大の安心材料です。
- 上の子を「育児パートナー」に任命する「オムツ取ってくれる?」「赤ちゃん、笑ったね!」と、上の子を育児の味方に巻き込みます。「助かるわ、さすが〇〇ちゃん!」と褒めることで、赤ちゃんへの嫉妬が「守る対象」へと変わっていきます。
- 「一人になる時間」を予約する週に一度でも、短時間でいいので一時預かりや親戚を頼りましょう。一人でゆっくりコーヒーを飲む時間が、明日からの優しさを作ります。
5. 【実録】「大好き」を言葉にし続けた1ヶ月の記録
わが家でも、下の子が生まれた直後は地獄絵図でした。上の子が赤ちゃんを叩こうとしたり、わざと粗相をしたり……。
でも、今回ご紹介した「上の子ファースト」を徹底し、寝る前に必ず「あなたが生まれた時も、こうやって抱っこしてたんだよ。今も、その時と同じくらい大好きだよ」と言い続けました。
1ヶ月が経つ頃、あんなに荒れていた上の子が、自分から赤ちゃんにブランケットをかけてあげる姿を見せてくれるようになったのです。
まとめ:あなたは、もう十分頑張っています
二人育児は、物理的にも精神的にも「無理ゲー」に近い難易度です。
上の子に優しくできない日があっても、自分を責めないでください。それは、あなたがそれだけ一生懸命、家族を守ろうとしている証拠です。
今日、寝る前に上の子の頭を一回なでる。それだけで、今日の育児は100点満点です。


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