2歳児の「イヤ!」が「できた!」に変わる。モンテッソーリ流・魔法の問いかけ5選

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「何を聞いても『イヤ!』」

「自分でやりたいって言うけど、結局できなくてギャン泣き……」

2歳前後から始まるイヤイヤ期。出口の見えないトンネルの中にいるような気分になりますよね。実はモンテッソーリ教育では、この時期を「イヤイヤ期」ではなく「自立期(自分を創る時期)」と呼び、とても大切な成長のステップと考えます。

今回は、子供の「やりたい!」というエネルギーを「できた!」という自信に変える、モンテッソーリ流・魔法の問いかけ5選をご紹介します。


1. なぜ2歳児は「イヤ!」を連発するの?

2歳児の「イヤ!」の正体は、ワガママではありません。

「自分の意志で、自分の体を思い通りに動かしたい!」という強い自立心の現れです。

しかし、まだ心と体の発達が追いつかず、理想と現実のギャップに戸惑っているのです。そんな時、親が「指示」ではなく「問いかけ」に変えるだけで、子供の反応は劇的に変わります。


2. 実践!「自立」を促す魔法の問いかけ5選

① 「どっちにする? Aかな? Bかな?」

(目的:自己選択による納得感)

着替えを嫌がる時に。「これ着なさい!」ではなく、「赤い服と青い服、どっちにする?」と選ばせます。自分で決めたことは、子供にとって守るべきルールに変わります。

② 「自分でする? それともお手伝いが必要?」

(目的:自分の限界を知り、助けを求める力を育てる)

靴が履けなくて怒っている時に。「やってあげる」と手を出さず、一歩引いて尋ねます。自分でするか、助けを借りるかを自分で決めることで、プライドを傷つけずにサポートできます。

③ 「これは、どこに置くんだっけ?」

(目的:秩序感への訴えかけ)

お片付けの時に。「片付けなさい!」ではなく、物の住所(定位置)を思い出させます。モンテッソーリで大切にする「秩序感」を刺激することで、ゲーム感覚でお片付けが進みます。

④ 「どうやったら上手くいくかな?」

(目的:思考力と問題解決能力)

積み木が倒れて泣きそうな時に。すぐに直してあげず、一緒に考えます。この問いかけが、前回の記事で紹介した「非認知能力(やり抜く力)」を育てる種になります。

⑤ 「次は、何をするんだっけ?」

(目的:見通しを立てる力)

お風呂や寝る前の時間に。次の行動を指示するのではなく、ルーティンを確認させます。自分で次の行動を宣言することで、スムーズに次の動作へ移行しやすくなります。


3. 指示と問いかけの比較

場面ついつい言ってしまう指示魔法の問いかけ(モンテ流)
食事「早く食べちゃいなさい!」「あと何口食べたらおしまいにする?」
手洗い「手を洗いに行きなさい!」「泡々で洗う? お水だけで洗う?」
遊び「危ないからやめて!」「どうすれば安全に遊べるかな?」

4. 【実録】「どっちにする?」がわが家を救った話

(※ご自身の体験に合わせてアレンジしてください)

わが家の2歳の娘も、公園から帰る時はいつも大乱闘でした。「帰るよ!」と言えば言うほど地面にひっくり返って拒否。

ある日、モンテッソーリの「選択」を思い出し、「歩いて帰る? それともお馬さん(抱っこ)で帰る?」と聞いてみました。すると、さっきまで泣いていた娘がピタッと止まり、「……おんま(お馬)!」と自分で決めて、笑顔で抱っこされに来たのです。

「帰ること」は同じでも、「自分で選んだ」という事実が、彼女の自尊心を満たした瞬間でした。


5. まとめ:問いかけは「あなたを信じている」の合図

子供に問いかけることは、「あなたには自分で考える力がある」と信頼を伝えることです。最初は「イヤ!」と返ってくることもあるかもしれませんが、根気よく続けてみてください。

「イヤ!」が「できた!」に変わる瞬間、子供の顔には代えがたい自信が溢れます。その自信こそが、これからの成長を支える大きな力になります。


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